これからプリンターの目詰まりを解消する裏技を紹介するが、あくまで「裏技」であり、必ずしも推奨するものではないから、自己責任の元で行ってくれよ!
裏技1:時間を空けてから使用してみる
インクが目詰まりを起こしてしまった場合、最初に試してみるといい方法がコレ!
インクを全部取り外して電源をオフにして、コンセントも抜く。色が出ないインクは軽く振ってからセットし直し、数十分後ほど放置する。
そして、もう一度ヘッドクリーニング後に印刷をかけてみる。
インクを取り外し
電源オフ&コンセントを抜く
この場合、プリンター内部の目詰まりしていたインクが馴染んで、出なかったインクがいきなり出る可能性がある。
ただ、プリンターを使えるまで時間がかかる上に確実に復活する訳ではないので、すぐにプリンターを使いたい人にはあまりオススメではないな。
※ヘッドクリーニングはメーカー推奨回数(約2回~3回)があるから、それ以上はプリントヘッドを傷めたり、インクの無駄遣いになるので行わないようにしよう。
裏技2:ヘッド部分を洗ってみる
目詰まりがひどい場合、まずは試しにテッシュなどに水・お湯などを含ませ、しばらくノズル部分に押し当てて、詰まったインクを溶かしてみるのもいいな。
インクを取り出すとノズルが見えるので
ティッシュに水かお湯を含ませて
ノズル部分に押し当てて詰まったインクを溶かす
プリンターによってはプリントヘッド部分が取り外せる機種もあるので、その場合は取り外してぬるま湯などで洗う方法が試せるぞ。
取り外したキヤノンプリンター(MP640)のプリントヘッド部分
洗った後に、水分を拭き取りしっかり乾燥させ、もう一度ヘッドクリーニングをしてみると復活する可能性がより高くなるぞ。ただし、確実に目詰まりが解消するわけではないので過信はしないように。
この方法はプリントヘッドが取り外せる機種にのみ有効であり、洗った後、基板(回路部分)に水が残らないようにしっかり乾燥させる必要があるぞ。
濡れた状態でプリントヘッドを戻して印刷してしまうと、インクがにじんでしまってうまく印刷できない上に、最悪の場合プリンターが故障してしまう危険性があるぞ。
なお、ヘッド自体が物理的に壊れている場合には意味がないので、破損している場合はメーカーに問い合わせてプリントヘッドを交換してくれ。
裏技3:プリントヘッド用洗浄液を使ってインクを溶かす
実は、ヘッドクリーニングでも直らないインクの目詰まり用に開発されたプリントヘッド用洗浄液なる物を使用し、プリントヘッドを洗うという方法もある。
これにより、内部で乾燥したインクを溶かしやすくなる上に、ヘッドクリーニングで大量になくなるインクのコストも抑えることができるぞ。
プリンターのメーカーやインク型番によって洗浄方法は異なるが、今回はEPSONとCanonで実際に洗浄液を用いて検証してみた。
以上のように、目詰まりを起こして印刷できなくなってしまっても、裏技を使えば再び正常に印刷が行えるようになる可能性があるのだ。