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---転記始め---
3.11の震災以降、それまで停電と縁のなかった人たちが停電を経験し、仕事で発電機を使う人意外にも
緊急時への備えなどで発電機の需要が高まりました。
しかし、発電機はとても高価です。 備えの為だけに買うには値段が高すぎますし、趣味などで使うとしても躊躇してしまう金額です。
そこに目をつけたのが、海外から商品を輸入して販売している輸入商社です。
輸入商社は次々と海外製の安価な発電機を輸入して、インターネットで販売を始めました。 アマゾンや楽天など、大手のECサイトには安価な発電機が溢れています。
しかし、発電機は「特定電気用品」に該当する為、販売する為には様々な手続きや試験が必要になります
需要があるからと飛びついた輸入商社は手続きなどは行わず安易にインターネット通販で販売しています。 これは単に違法なだけでなく、使用する人にとってもとても危険な事です。
本来発電機は認定機関で検査を受け、合格しなければ販売の資格が与えられません。 日本国内ではPSE認証費用は100万円前後です。
試験はとても厳しく、コストもかかるため、輸入商社は認証を取得せず販売しているようですが、 認証を取得していないという事は、安全が確認出来ていないという事です。
そのような発電機はいつどのような不具合が発生するかわかりません!
発電機のパーツはバイクを構成しているパーツと変わりません。 私たちは東京の下町 江戸川区に本拠地を置くバイクパーツメーカーです。
発電機を構成するエンジン、ジェネレーター、キャブレター、マフラー。 これらは、バイクパーツメーカーである我々の得意分野のパーツです。
バイクは人の命を乗せて走っていますので、パーツの製作は慎重に行われます。 我々は安全な製品を作ることに関しては、輸入商社などには決して負けません。
「俺たちが本気で安くて安全な発電機を作る!」を合言葉に開発はスタートしました。
PSEの認証を取得する為には、一般財団法人電気安全環境研究所【通称JET】にて試験を受け合格しなければなりません。 しかし、精密に作ることが求められるバイクのパーツに比べても、JETが求める基準は高いものでした。
PSE取得の相談から、試験合格まで何度も東京都渋谷区代々木にあるJETに軽トラで通いました。 持ち込んだ発電機はバラバラにされ、巻き線一本までチェックされました。
更に発電機に貼るラベルの場所や表現の一言一句までチェックされました。
結果的に発電機の開発開始から2年以上が経過してしまいましたが、無事にPSEの認証を取得することに成功しました。
JETでの認証試験に合格しましたので、関東経済産業省に事業届出書を提出しました。 上の二枚の写真はJETでの認証試験合格書と事業届出書の写真です。
なお、更に弊社ではPL保険(製造者責任保険)にも加入しています。 万が一、発電機が原因であなたに不利益が講じた場合は、保険にて対応させて頂きます。
準備が全て整いましたので、いよいよ販売を開始いたします!
もしも、地震などの災害の影響で停電になってしまったとしても、発電機があれば・・・
これだけの事ができれば、普段と変わらない生活を送ることができます。 また、レジャーやキャンプ、野外での作業のときに・・・
発電機の心臓部であるエンジンは4サイクルエンジンを搭載しています。 少し前まで、原付も2サイクルエンジンを採用していましたが、現在では燃費・環境面に優れた4サイクルエンジンを採用しています。
また、2サイクルエンジンは構造上、ガソリンと一緒にエンジンオイルも燃やします。 その為、エンジンオイルを頻繁に継ぎ足さなければならず、排気ガスの匂いも強烈です。
しかし、当社の発電機は4サイクルエンジンを搭載しています。 燃費性能に優れている為、発電時間が長くなり、エンジンオイルを燃やしませんので、 排気ガスの匂いも気にならない程度にすることに成功しています。
エンジンが回ることでジェネレーターが電気を発電します。 通常ジェネレーターで発電した電気は荒々しく波があります。
インバーターは、荒々しく波のある電気を穏やかな安定した電気に変換する装置の事を言います。
荒々しい電気は精密な電子機器にはあまり向いておらず、医療機器はもちろんですが、 私たちの身近にあるパソコンやスマートフォンの充電に使用するのも危険です。
インバーターにも、正弦波、擬似正弦波、短形波など種類がありますが、 擬似正弦波や短形波は精密な電化製品には使用できません。
例えば、電子レンジや炊飯器や電気ポットなどには擬似正弦波や短形波の発電機は使用できません。 正弦波のインバーターのみ使用することが可能です。
上記の写真は、地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センターにて、デジタルオシロスコープを使用して 電気の波形を測定した結果です。
きれいな波形であることがおわかり頂けると思います。 また、ノイズが少なくきれいな波形です。
医療機器等は、ご使用の際に注意が必要ですが、ほとんどの電化製品でお使いいただく事が可能です。
発電機のスパークプラグには、NGKのプラグを採用いたしました。NGKプラグはバイクメーカーが純正指定しているプラグです。 小さなパーツですが、安定した動作には優れたプラグが必要です。
ボディパネルの裏側にはリブ形状(補強の為の出っ張り)を取り入れています。 耐衝撃性に優れ、振動などを軽減する役割を果たしています。
発電機のエンジンをかける為には、各種スイッチを操作した後に、リコイルスターターというヒモを勢いよく引っ張ります。 しばらく引っ張っていると、ガソリンがキャブレターという装置を通してエンジンに噴射されます。
しかし、リコイルスターターを引っ張るという動作は疲れます。
プライマポンプの役割は、リコイルスターターを引っ張らなくても、ガソリンをキャブレターまで送り出すボタンです。 ポチポチっと押すと、ガソリンがキャブレターに送り込まれますので、簡単にエンジンをかけることが可能です。
エンジンやガソリンタンクなど、主要な装置は直接ボディパネルにつけるのではなく、ラバー(ゴム)を間に入れています。 バイクの場合もハーレーなど、一部の車種でラバーマウントを採用していますが、通常は下側のみにラバーを配置します。 しかし、WEG-900は側面にもラバーを配置しています。
エンジンから発生する振動を低減し、各部への負担を減らすだけでなく、 振動することで発生する不快なノイズを低減させ、外部からの衝撃が加わった際にも、装置へのダメージを軽減します。
スイッチ類を配置しているスイッチパネルの後ろには、隔壁を設置しています。 配線類がきれいにまとまるだけでなく、エンジンから放出されている熱の影響をスイッチ類の配線が受けにくくしています。
当社では、オートバイのJMCA及び、政府認証マフラーを取得したマフラーを製造しています。 騒音や排気ガス濃度の基準はどんどん厳しくなっています。
発電機のエンジンは53.5ccのエンジンを搭載しています。 この排気量のクラスのバイクマフラーも製造していますので、音を静かにするノウハウを出来る限り投入し、 マフラーの静音性能を高めました。マフラーの音は原付バイクと同等程度です。 以下は騒音テスト時の結果です。ご確認下さい。
インバーター発電機 WEG-900の定格連続運転時間は3.7時間です。 これは、安定して900Wの電気を発電し続けることが出来る時間です。
しかし、本来発電機は常に900Wの電気を発電し続ける必要はなく、発電機のコンセントに接続された 電化製品で必要な分だけ発電すれば良いのです。
そこで必要な分だけ電気を発電するモードとして、省エネモードを搭載しました。 省エネモード起動時は必要な分だけ発電しますので、エンジンの回転数が下がり、運転時間を大幅に伸ばすことが可能です。 目安として1/4負荷をかけた場合で6.5時間稼動することが可能です。
もっともよく使う交流のコンセントは二つ搭載しています。 電源タップを取り付けて複数の電気機器を使用することが多い発電機ですが、 初めから本体に二つの交流コンセントを搭載しました。
日本国内では、静岡県の富士川と新潟県の糸魚川を境に電化製品の周波数【ヘルツ(HZ)】切り替えが必要です。 最近は家電メーカーの努力で50HZ、60HZどちらの周波数でも使用することが出来る家電も増えてきていますが、 一般的には冷蔵庫、扇風機、蛍光灯器具、洗濯機など、一部の家電では使用できる周波数が決まっています。 50、60どちらのヘルツの電化製品も使うことが出来るように、切り替え機能を搭載しました。
ガソリンタンクとホースを止めているホースクリップは、広い面で締めることが出来るように設計しています。 ホースが抜けてしまうと大惨事になりかねません。
また、配線類は、出来るだけスパイラルチューブでまとめて絡まらないようにしています。
細かいところですが、インバーター発電機の設計において、適当に作ってよいところはありませんので、細部にまでこだわっています。
生産ラインの最後にはクオリティーチェックを行っています。 900W以上の電化製品を使ってしまった時やオイルが規定よりも減ってしまった時にかかる二つの安全機能はもちろんですが、 他にも省エネモードの動作確認など、全ての発電機をチェックします。
全ての機能が問題なく動作した場合、クオリティーチェックパス ステッカーを発電機に貼り付けて出荷OKとしています。 この工程は動画でも確認できるようにしましたので、ご確認下さい
お手元に届いた発電機のプラグを外すとエンジンをかけた痕跡が見られると思います。 発電機の製造工場で1台、1台検品していますが、弊社までの運送中に不具合が発生する可能性もゼロではありません。
その為、発送前に1台1台ガソリンとエンジンオイルを入れてエンジンをかけて発電をチェックし、ガソリンとオイルを抜いた状態でお送りします。
商品をお送りしてから、1年以内の不具合に関しましては、当社にて無償で修理・交換を致します。 なお不具合が発生した場合には、お客様送料負担で当社までお送り頂き、弊社からお返しする際には、弊社送料負担となります。 なお、通信販売という特性上、商品到着時破損などのトラブルが発生する可能性もございます。 その為、商品発送から一週間以内の不具合に関しましては、全ての費用を弊社で負担し、新しい商品をお送りします。 なお、商品発送から1年以上経過した商品であっても、弊社にて修理することは、もちろん可能です。売りっぱなしにはしませんのでご安心下さい。
発電機をメンテナンスする為に必要なプラグレンチやドライバーなどの最低限の工具 プラグが壊れてしまった場合に使用する予備のプラグ 車やバイクで使用する12V用の電源コード オイルを発電機に入れる際に使用するオイルジョッキ 発電機を使用する際に必要なエンジンオイル メンテナンス・始動方法などを詳しく記載した取り扱い説明書
これら全てを付属品として発電機と一緒にお送りします。
最後に、発電機の魅力をまとめました。
一例ですが、以下のような電化製品を使用する事が可能です
■よくある質問をまとめました
主要緒元
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