(28.7.16) 中国とアメリカに天罰が下っている!! 洪水と銃の乱射事件
一般に天罰という言葉を使用すると何か宗教がかってきこえるが、実際に天罰 はあるのだと思ってしまう。
中国では今年に入って1954年に記録を取り始めてから最悪の記録的な大雨が降っており、長江流域の浸水被害が拡大したり香港に大量のごみが流れ着いたりしており、人的被害も200名近くに及んでいる。
こうした状況下で中国政府は有効な手段をとることができず、自慢の三峡ダムも洪水対策には全く無力で「いったい何のためにこのダムを建設したのだ」と怨嗟の声が上がっている。
中国は長い間地球温暖化対策に は無関心で、地球温暖化の原因を先進国のせいにしてはばからず、自らは温室効果ガスを好きなだけ排出してきたが、地球の浄化作用の限界に達して地球が中国に反逆し始めた。
今まではもっぱら大気汚染のひどさで、中国の大都市は人の住む場所でなくなったが、これに洪水がくわわり農村部は水浸しになった。
現在ますます長江の水位は上昇して人事の及ばない領域に入ってきつつある。
「天罰じゃ、天罰じゃ、長江流域は水浸しじゃ!!」
日本でもかつて自然をないがしろにして、四日市ぜんそくや水俣病といった公害を経験したが、今中国は自然の反逆に対処できないほど国土が荒れ果ててしまった。
相も変わらずGDPは6.7%の上昇だといったうその数字を公表しているが、実際は大気汚染や洪水といった環境対策で大わらわでしかもあまりに自然を痛めつけていたためもはや有効な回復手段がないのが実態だ。
中国の環境は破壊つくされてしまった。
またアメリカでも同じような天罰が下されている。
アメリカの場合は銃規制の問題で、まったくといっていいほど銃の保有は野放しのため銃によるテロ事件が後を絶たない。
フロリダ州のオーランドのダンスホールで約50名が殺傷されたと思ったら、今度はダラスで警察官を殺傷する事件が起き5名の警察官が死亡した。14年には小学生20名が殺傷されている。
こうした事件が起こるたびにオバマ大統領は銃規制法案を議会に提出するが、共和党がいつものように反対して否決してしまう。
「銃の保有は憲法で保障された基本的人権だ」というのだが、これほど銃器を野放しにしているのはアメリカとイラク周辺とアフリカの紛争地帯ぐらいだろう。
アメリカではもはや銃規制が不可能になっており小学生が何人も殺傷されても銃の保有は許可されたままだ。
日本では豊臣秀吉がすでに400年以上の昔に刀狩を行い民間人の槍や刀やテッポウの保有を禁止したが、アメリカでは日本の400年前の状況のままだ。
中国とアメリカといった大国主義で他国の意見をほとんど聞き入れない国に天罰がくだっているのは致し方ないことだと思う。
公害を垂れ流すのが正義であるといった傲慢な態度も、銃を持っていなければ安全が保証されない社会もひどく遅れた社会だ。
こうした文化的に低位にある国が大手を振って世界を語っているのだが、そうした国に天罰が下って少しでも文化水準が上がれば地球の歴史にとっては喜ばしいことだと思う。
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