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---転記始め---
外交惨敗-大使を夜中に「朝貢」させた国辱官邸の大罪 〝尖閣侵犯事件で中国に土下座〟『週刊ポスト』10/1日号 http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/906.html ーーー
「週刊ポスト」10.1日号
─────────────────── 「朝貢」とは、属国の使節が宗主国の中国皇帝に謁見し、土産の物を献じて君臣の礼を示す儀礼で、対等な国家間で行なわれるものではない。だが、尖閣諸島沖での中国漁船の領海侵犯をめぐる日本の対応は、まさしく「まさしく「朝貢外交」ととうほかない。日本外交が露呈した危機的状況を緊急検証する。 ───────────────────
「無事に帰ることができたのは、共産党と政府のおかげです。感謝しています」 9月7日、東シナ海の尖閣諸島周辺の日本領海内で、違法操業をしていた中国の漁船が停船命令を発した日本の海上保安庁の巡視船に衝突。海保は船長を公務執行妨害の疑いで逮捕Lへ残りの船員14人を拘束した。 尖閤諸島は、68年の国連調査で豊富な海底資源があることが明らかになり、その翌々年に突然、中国が領有権を主張し始めた。日本政府は「尖閣諸島は日本固有の領土で、日中間に領土問題は存在しない」との立場を貫いている。 「日本は領海侵犯をされたわけですから、海上保安庁が取った行動にはいささかの非もありません。本来であれば、真っ先に且本が在日中国大便を呼んで抗議をすべき話です。ところが、中国側は休日の未明に日本の大便を呼びつけた。これは外交儀礼を大きく逸脱しています」 にもかかわらず、丹羽氏は夜中に馳せ参じ、翌日に日本政府は船長以外の全船員の釈放と漁船の返還を決めた。 「こうした交渉は両国の外交官が水面下で話し合って、穏便に決着させるのが外交というもの。ところが、今の日本には中国当局に深い信頼関係に基づくパイプを持つ外交官がいない。情報戦で一方的にしてやられた理由はそこにあります。 中国は大使を真夜中に呼び出すような無礼をあえて表面化させて外交力の優位を見せつけることで、対外的には今後の領土問題の外交交渉を優位に進め、国内的には日本にモノをいえる政府という姿勢をアピールしたわけです」 たとえば、72年の日中国交正常化交渉時の日本には、タフ・ネゴシエーターぶりを発揮して、当時の周恩来首相をして「中国にもああいう外交官が欲しい」といわしめた高島益郎・外務省条約局長のような人物がいた。伊藤忠商事の会長で、3か月前に政治任用されたばかりの新米大便である丹羽氏に〝現代の高島〟を求めるのは酷だとしても、外交惨敗を招いた責任は大きいといわざるを得ない。
それにしても疑問なのは、丹羽大使が唯々諾々と出頭要請″に応じることを、なぜ誰も止めなかったのかだ。商社のトップとして重要な商談に向かうならともかく、領土問題が絡む事案での異例の呼び出しに丹羽氏が独断で対応したと考えるのは不自然である。 高度な政治・外交判断が必要とされる案件では関係閣僚会議が開かれる。今回の場合、外相、海保を所管する国交相、漁業関係を担当する農水相、そして入管を司る法相などで開催されると思われたのだが、最後まで会議は開かれなかった。 同志社大学の村由晃嗣教授(国際関係論)が厳しく批判する。 さらに中国では、日本政府の外交機能停止状態を嘲笑うかのように、中国最大のハッカー集団『中国紅客連盟』が首相官邸や海上保安庁などへのサイバーテロを予告している。 「日本はこうした行動を黙認している中国政府に抗議して止めさせるべきなのに、未だ何のアクションも起こしていない。それをいいことに中国は反日デモなどを黙認しています」(前出・防衛省関係者) 公務中にも総理をはじめ大臣たちが議員会館回りをしている間に、日本の国益は中国に蹂躙されていたのである。 PR |
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