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南部鉄器は昔から有名で、南部鉄器で沸かした湯を飲むと、鉄分補給になると言われていますが、 下記に転記します ーーー転記はじめーーー ・岩鋳社長 岩清水晃さん 創業以来100年の中でも4年前の決断は大きな転機になりました。販売の主力を国内から海外に転換したんです。バブル崩壊後、国内の売れ行きは落ち込む一方だったのが、海外向けはどんどん伸びたんです。 きっかけは製品のカラー化でした。欧米に出荷していましたが人気はいま一つ。十数年前、フランスの取引先から「色つきの鉄器が作れないか」と注文があり、開発に着手しました。 南部鉄器と言えば黒か茶が定番です。漆を塗った表面にお歯黒や茶渋を施して磨き上げる。約400年前から受け継がれてきた西方ですが、欧州では地味な色合いが好まれなかった。 業界初の試みに塗料メーカーと共同で取り組みました。初めはテカテカと安っぽく仕上がり鉄瓶の風合いが損なわれた。しっくりなじむ色が出るまで3年かかりました。赤やピンク、黄など約50種以上を製品化しました。 欧州への主力は急須です。紅茶を入れるのにちょうどいいとか。カラフルな急須は米国でも人気になりました。「よし、いける」と輸出への切り替えを決断したんです。3年前には中国への出荷を始め、今では売り上げの半分が海外向けです。 震災では放射能の影響を心配する問い合わせがありました。「製品が汚染されていないか」と。米国では輸入検査をしたということです。問題は起きていませんが、海の向こうの反応の速さに驚きました。 南部鉄器をより身近に感じてもらえるよう、カラー化だけでなくインテリアやエクステリア製品の開発をしています。一方で、伝統技術を受け継ぐ「釜師」の育成にも力を注いでいます。岩手の歴史と風土が育んだ南部鉄器を守り、伝えるのが使命だと思っています。(聞き手・志田修二) ◇いわしみず・あきら 盛岡市生まれ。1920年創業の家業南部鉄器工場を手伝い、62年に岩鋳として法人化。95年、3代目社長に就任。岩手南部鉄器組合連合会長を務める。 ーーー転記終わりーーー
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