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女子大生が、スマホをしながらの自転車運転中に、死亡事故を起こしたそうです 女子大生スマホ自転車運転死亡事故 痛切を極める遺族の告白 NEWSポストセブン / 2018年2月22日 16時0分 ![]() スマホ自転車死亡事故現場の商店街 《自転車走行禁止》《自転車の方は降りてください》。飲食店やブティックなど45店舗が並ぶ神奈川県川崎市のショッピングモール「新百合ヶ丘マプレ専門店街」の入り口には、こんな立て看板が設置されている。 2月中旬の昼下がり、地元住民でにぎわう同商店街を、颯爽と自転車で通り過ぎる若者がいた。 「やはりいまだにそういう人間がいますか…。危ないし、何よりもやりきれない。私も先日、自転車に乗った若い男性を注意したんだけど、無視されました。家内の死は、何の教訓にもなっていないのか、と。“このバカ野郎”と、そう叫びたい気持ちになります」 憔悴した様子で語るのは、米澤茂さん(82才・仮名)。昨年12月、同商店街で妻・晶子さん(享年77)を亡くした彼の告白は、痛切を極める。 事故が起きたのは同月7日午後3時。商店街を歩いていた晶子さんに、1台の電動自転車が衝突した。運転していたのは、20才の女子大生。 「事故当時、彼女は左手にスマホ、右手に飲み物を持ち、左耳にはイヤホンをしていた。警察の取り調べに、『衝突するまで気づかなかった』と話していますが、そもそも両手が塞がっており、通行人に気づいたとしてもブレーキをかけられる状態ではなかったとみられています」(全国紙記者) 2月15日、神奈川県警麻生署は、女子大生を重過失致死容疑で横浜地検に書類送検。近く検察が起訴等の処遇を決める。 ◆ただ近くで見ているというか…。 本誌・女性セブンは事故現場となった商店街で、改めて当日の目撃情報を収集。痛ましい現場の様子が浮かび上がってきた。事故に居合わせ、晶子さんの救助活動にも立ち会った地元女性が語る。 「自転車にぶつかった衝撃で被害者女性が倒れて、まったく動かないんです。近所のかたがタオルケットを持ってきて、体に羽織らせたのですが、もう意識もなくて…。顔は白く、血は出ていませんでした。近くにいたかたが救急車を呼んで、5分ほどで到着したあとは救急隊のかたに任せました。脳震盪くらいだと思っていたのですが、まさか亡くなるとは思わなかったです」 この間、晶子さんに衝突した女子大生は何をしていたのか。 「自転車を脇に置いて、少し離れたところに立っていました。駆け寄った5人で救助活動をしていたのですが、その輪にも加わらなかった。ショックで茫然としていた、というよりも、ぼーっとしていた感じで。泣き叫ぶでもなく、ただ近くで見ているというか。到着した救急隊のかたが『自転車の運転手は誰ですか』と聞いたら『はい、私です』って普通に名乗り出ていました」(居合わせた地元民)
「家内はあの日、地元の忘年会に参加していました。3時には帰るって言っていたのに家にいないし、携帯にかけても出ない。そしたら消防署から電話があって、『奥様が事故に遭われて大変な状況なので、すぐに新百合ヶ丘総合病院に来てください』って。 タクシーで病院に向かったら、先生が『一分、一秒を争います』と言うわけです。脳に血がどんどん溜まっていて、手術しなかったら今晩がヤマ、手術しても命を取り留める可能性は1%だと。仮に助かっても100%近く植物状態になると宣告されて…。あまりに急な出来事で、現実味がなかった」(茂さん) 診断結果は脳挫傷。医師に懇願し、延命手術を施すも、ほどなくして息を引き取った晶子さん。茂さんは、人工呼吸器をつけた妻の血圧が徐々に下がっていく光景を、静かに見ていることしかできなかった。 「『ちょっと行ってきます』、『はい、行っておいで』と。朝、家内を送りだしてね。あれが最後の会話になるなんて、思ってもみなかった。もっと話したいことがたくさんあったのに…」 茂さんの絶望を慰める言葉は、存在しない。 ※女性セブン2018年3月8日号
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